わたしは中1のある期間いじめられていたんだけど、いじめだと気付かなかった。
制服を脱がすようないじめが流行っていたころで、いろいろあったけれど
「何をやってるんだ、こいつらは、うっとうしいな。バカか」と思っていた。
それでよそのクラスやよその学年と遊んで、図書館に入り浸っていた。
学年末だか学期末だかの全校集会のとき、いじめの首謀者だった男子が
「おまえは評議委員だったからいじめたけど、もう任期が終わるからやめる」
と突然言ってきた。それで、あれはいじめだったのか、と思った。
そしてそれはわたしが評議委員で教師の手先だったから起きたのだと知った。
わたしはいじめには敏感で、そういうことには黙っていなかった。
でも自分がやられているときはいじめというより大勢の個人との喧嘩だと思っていた。
彼らとクラスの思惑に気付いていたらどうだっただろう。
アスペルガー症候群に生まれてよかったことであったよ。
