そういえば中3の一時期、生涯でただ一度だけグループ行動をしていたことがあった。
はじめはどこへ行くにも決まった仲間がいるのは楽しいし安心だと思った。
でも間もなくリーダー格の腹黒かわいこちゃんの陰謀で立場が一転。
わけもなく避けられたり無視されたりがはじまって中の子たちも分裂。
わたしをかばってその子側に無視されるか、その子側と仲良くわたしを無視するか。
そういう腹黒かわいこちゃんはとても人心掌握がうまい。
彼女がわたしを無視しているのに、彼女の肩を持たないそぶりを見せる子がいると、腹黒ちゃんはいたく傷ついた被害者の顔になるから、彼女に荷担しなかった子は罪悪感に狩られるのだった。一方わたしは避けられても悲しみやショックが表に出ない。放っておけばふらふらよそのクラスへ言ったり一人で本を読んだり絵を描いたりしてるから、彼女を避けて泣いて責められるより心を安んじることが出来たんじゃないかと思う。
なんという政治的駆け引き。修学旅行は最悪だった。
もう二度とグループには入りたくないと思った。
ああいう風にどこかに属すことが自然な環境だと、仲間はずれはたいそう堪える。
