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くたびれ はてこのことを語る

前の年にわたしのHPをのぞきに来たもちおは、文面に一目惚れして以降仕事も変え、資格を取り、山口から横浜へ引っ越し、わたしが寝込んでいたころには数日おきに様子を見に来てくれていた。
そして倒れる前から、なんど断ってもめげずに「結婚してほしい」と言っていた。
この人はいい人だし話もあうし面白いけど、いろいろ頭がおかしいと思っていた。

弱いところにつけこまれて絡め取られるようで腹立たしく、なんとかもう一度自分で働いて食べていけないかとあちこちの病院で高額な薬や治療を受けた。
結婚はお互い自立した大人が、愛情のもとにするものだと思っていた。

貯金が翌月の家賃を下回ったとき、看取ってくれるなら結婚すると言って結婚した。
そんな理由で結婚する自分も、それでほいほい結婚するもちおも最悪だと思った。
翌年亡くなったのはわたしじゃなく祖母だった。