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くたびれ はてこのことを語る

祖母が亡くなったとき、わたしは無理を押して実家に帰った。
そして祖母に花嫁姿を見せられなかったことを悔やんだ。せめて結婚の報告をきちんとしたかった。祖母は数年前から脳梗塞で麻痺が進み、意識が混濁するようになっていた。生きているのに祖母と思うように言葉が交わせないのは祖母が少しずつこの世を去っていくようで、つらかった。

ぜったいに倒れるだろう、今以上に体調が悪化するだろうと思って帰省したのに、わたしの体調は帰省後信じられないくらいよくなった。
倒れる前のようにはいかなかったけれど、家で休み休みなら熱を出さずに過ごせる時間も増えてきた。
そこではたと、もしかしたら住まいがよくないのかもしれないと思った。
倒れる一ヶ月前にわたしはびっくりするほど騒音に囲まれたマンションに越したのだった。