まえにも書いたと思うんだけど。
ある駅のホームで、聾者らしき人が手真似で何か人に尋ねていたことがあった。
16歳はてこちゃんはメモ帳とペンを取り出し、何かお役に立てないかと果敢に話しかけてみた。
すると彼は「何歳?」と書いてくるじゃありませんか。おやおや?
はてこちゃんは「どうしましたか?」と書いた文字をとんとんしましたが、反応は変わりません。
何か不穏な空気が漂っていましたが、幼いはてこちゃんは
「これはもしかしたら障害のある方への偏見からくる違和感かも! いけない!」
と自分の感覚を抑圧して、「16歳です」と書きました。
すると彼は「がんばってね」と書いて、ぱっと手を差し出してきたのです。
やだキモイ。もしも彼が聾者ではなく、困っているようにも見えなかったら、はてこはそう思ったことでしょう。
でもカトリック幼稚園精神で育ったはてこちゃんは
「ここで拒絶したら彼は傷ついてしまう」
と思い、不快な気持ちをこらえて握手に応じたのです。なんて世間知らずなのでしょう。
