兄と弟に挟まれ、男尊女卑・亭主関白文化九州で一人娘として育つのはつらく寂しいことだった。
男の子用のおもちゃを兄と弟がもらうとき、ひとりだけおもちゃがもらえない。
女子禁制の神社仏閣に連れていってもらえない。
ひとりだけ遊びの輪に入れてもらえない。
4歳のときカトリック幼稚園に入りたいと親にせがんで礼拝堂のある幼稚園に入った。
朝、幼稚園に着くと、わたしは御聖堂のてっぺんにある十字架に向かって、
「神さま、どうか妹をお与えください」
とお祈りした。毎日毎日お祈りすること一年。翌年妹が産まれた。
その後「コレじゃない!」感に襲われることは数しれなかったけれど、
祈りが聞き届けていただいた妹だから、大事にしないとな。
