「なんでもいいから遮光カーテンをネットで買って。安く!」
というおかんの無理難題をかなえるため苦労してアウトレット品を購入し、さらに千円引きで渡したのですが、
「光が入った、遮光じゃない、これはただの厚手カーテンだ」
と不満たらたらの物言いが入り、目の前でメーカーに問い合わせて遮光2級(遮光率99.8%)の確認をして
「遮光1級に取り換える? 倍以上するけど」
と言ったら「もういい、面倒だから」と不満たらたらでまま目も合わせようとしやがらないので
「そういう態度はとても不愉快なのでおやめなさい」と教えてあげたのですが
「何が?」「ほんとにはてこって粘着質ね」「はいはい、わかりました」
とどこまでも横柄な態度のまま捨て台詞をはいて帰ろうとするので、背中に向かって
「お墓であなたのお父さまも泣いていらっしゃいますよ」
とちょっとした意地悪を言ってしまいました。
こういうことを年がら年中繰り返しながら、親だというだけでいまだ愛されているとは、なんて幸せな人生だろうと思います。
