わたしは家に入ると玄関の明かりをつけた。
台所と廊下の明かりをつけた。
居間にしていた座敷と奥の床の間のある部屋の明かりをつけた。
階段と二階の座敷二部屋両方の明かりをつけた。そして財布を見つけた。
どの部屋にもいまにも躍り上がって襲い掛かるような気配があった。
それは明かりを怖がっていなかった。それどころかその数はどんどん増えているようだった。
やっと帰ってきた。つかまえた。そう思っているようだった。

わたしは家に入ると玄関の明かりをつけた。
台所と廊下の明かりをつけた。
居間にしていた座敷と奥の床の間のある部屋の明かりをつけた。
階段と二階の座敷二部屋両方の明かりをつけた。そして財布を見つけた。
どの部屋にもいまにも躍り上がって襲い掛かるような気配があった。
それは明かりを怖がっていなかった。それどころかその数はどんどん増えているようだった。
やっと帰ってきた。つかまえた。そう思っているようだった。