わたしは「ノルウェイの森」を最初に読んで、村上春樹が大嫌いになった。
でも翌年「ハイホー!」というエッセイを読んで、エッセイは面白いと思い、その後長い間エッセイだけ読んでいた。
小説に対する見方が変わったのはここ5~6年。そこからは次々に読んだけれど、ノルウェイは読み返していない。
やっぱりこれだけは共感できないし、嫌だと思っていた。
今回映画を通して、登場人物、特に直子の気持ちがよくわかった。むしろ身につまされた。
何を言っているんだか何をやりたいんだかさっぱりわからなかった緑の言動も、あるあると思うことがたくさんあった。
二人の心情を外国人の監督がちゃんとわかっていたことにも驚いた。
観終わってからずっと夫と映画について、原作について、生きていくことや死ぬことについて話し合っている。
とてもよかった。
