義弟は漫画とラノベはほとんど捨てない。だから部屋は漫画とラノベでいっぱい。
でもその大半はアニメ化されてる流行りものじゃなく、独自基準で面白いらしいマイナーで古いもの。
100円で投げ売られてるのを黙々と買ってくる。
ラノベを顎で指しながら義弟は言った。
「自分にとって大事なものがだいたいこういうものだから、それ以外のものの値段を見ると『これがそんなにするの?!』って思っちゃうんだよね」
「あ、そうだ。わたし今日いいもの買った」
「何ですか、これは…」
「カエル!」
「え…」
「目が、光るんだよ!ほら!」
「…」
「1570えんだった!」
「これが?!」
およそ15ラノベじゃないか!
と義弟は考えたに違いない。
彼の兄夫婦は貯金下手です。
