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くたびれ はてこのことを語る

妹にこの話をしたところ、なぜか妹は眉をひそめ、「やめてよ」と言った。
「え、なんで?」
「もー、やだそういう話」
わたしが幽霊か何かの声を聞いたかのように怖がっている。

「ちがうよ、すごくはっきりした物理的な音だもの」
「でももちおさん、聞えないんでしょう?」
「俺は聞えない」
「ほら~!」
「もちおは耳が悪いんだよ!」
「なに、どうしたの?!」
怯える妹を見て甥も恐がり始めた。わたしは予想外の反応に面食らった。
ただの音の話なのに。