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くたびれ はてこのことを語る

でもがっかりがっかりするよね。
はじめ、寝たきりから遠ざかっていることを親にも知らせようかと思った。
喜んでくれるかなと思った。
でもうまくいかなかったとき、すごくがっかりして、
「よくも騙したな」という話になるのが怖くてやめた。

父は以前わたしがびっくりするような社会的に立派な経歴の人と婚約したときも、
わたしが趣味で深めていた知識を買われて就職が決まったときも、
顔にはそれほど出さなかったけれど内心自分が認められたように得意だったらしい。
だからそれがあとになって駄目になったとき、自分が社会から否定されたように感じたようだった。
娘を通して自分の身の程を思い知らされたように感じたようだった。

父も母も自分たちからすごい子が出て欲しいと思っている。
そして娘はすごいことが出来そうな片鱗のある子だと思っていた。
娘がすごくないのは娘が怠惰で根性なしだからだと思っている。
「やればできるのにやらないからだ」と思っている。

そしてもちおも、ときどきそう思っている。