一人暮らしを始めた直後、当時小学生だった妹がお小遣いからクマの絵がついたグラスを4個プレゼントしてくれた。
まもなく割ってしまったけれど、同じ模様のマグカップをくれて、
「本当はもっと繊細なグラスをあげたかったけれど、おねえちゃまは割ってしまうからと思った」
と言った。
今はすっかり住む世界が違う妹だけれど、その時の箱を取り出して、その頃の妹を時々思い出す。
ひびが入ったクマのマグカップはペン立てにしている。
一方妹は小学生のころ買ってやった本を古本屋に売り飛ばすなど、姉のくれたものに執着はない。
