障害を持つお嬢さんが、修学旅行先で体調を崩してそのまま亡くなったことがあった。
お葬式に行ったら下のお嬢さんと坊ちゃんが誰にも相手にされずぽつんと立っていた。
最期にも立ち会えず、バタバタ人が出入りして、何がなにやらという混乱状態で
悲しいよりおいてきぼりだったんだと思う。
話しかけて手をつないだら、いつのまにか三人で輪になっていて、そのままぐるぐる回った。
ぼんやりした顔に生気が戻ってきて、みんな笑顔になった。
お父様が飛んできて、「こんなときに、なんだ!」とお叱りを受けた。
そうなんだけど。そうだけど、色んなショックを受けた人がいて、色んな仕方でそれを受け止めているんだよ。
日常はすべて終わってしまったわけじゃないと知りたい気持ちもあるんだよ。
