この作者はこういう問題作を描くのが好きだったのか、それともそっちで人気が出たのか、母の再婚相手の義理の息子である兄に追い回される妹がヒロインの話も書いていた。ヒロインは母の再婚が成功することを願って家族にその話が出来なくて、自分で部屋に鍵を取り付けたりしていた。こちらも兄が妹を背後から抱きすくめたりする描写はあったけれど、その後の展開の描写は首から上、手足を部分的に描いたものだったと思う。
あの頃の漫画ってそういう話は少なくない。
ただ直接的な性描写を執拗に描いたり、扇情的に描いたりはしていなかったし、そういう関係を「これもアリだよね」という風に演出したりもしなかった。初潮を迎える時期の女の子が幼なじみとギクシャクして、夜の公園でブランコの乗っていたら浮浪者に襲われたりもしていた。そういうときむやみに股間をクローズアップしたり、乳房を肉感的に描いたりはしていなかった。
