おかんはグランドおとんに可愛がられ、おかん兄ちゃんとは恋人同士のようだった。
それはグランドおかん組をますます怒らせる結果になったようだった。
家族なのにまるで男女混合グループみたいだ。
グランドおとんは自宅で看取られ、朦朧としながらも家族ひとりひとりに別れを告げていった。
ある日、いよいよというときに
「かん子…」とおかんを呼んで、おかんに何か伝えようとした。
「おとうさん、ここよ」
とおかんが答えると、グランドおかんがおかんを制した。「静かに」。
おかんは妻に先立たれたおかん兄ちゃんをホスピスで長く看病していたが、
グランドおかんズはおかん兄ちゃんが亡くなったとき、母に知らせないまま葬ろうとした。
おかんはわたしたち子どもを通して兄の死を知って号泣した。
「かん子姉さんもう私達に会わない言っていたから」とおかん妹は言った。「姉さんをお願いね」
くたびれ はてこのことを語る
