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家族今日のダンナのことを語る

先日どうしても眠れない妻が、幻覚が見える怖い薬を飲んでいた夜のこと。
 
丑三つ時にふと目が覚めて、ぼんやり目を開けたところ、ベッドの上に黒いもやのようなものが形を変えながらゆらゆらとうごめいていた。携帯の青いメール着信ランプがぴかぴかと光るたび、もやに反射して一瞬形がくっきりする。もやのあちこちに見知らぬ男女の顔が次々に浮かんでは消えた。とても不気味でぞっとする光景だった。