「作家は一冊の書物を書く。だが、書物は、まだ作品ではない。作品は、作品を通して作品に固有なある始まりの烈しさのうちに、存在するという語が発言されるとき、はじめて作品なのだ、つまり、作品が、それを書く人と読む人との内的なつながりである場合に果たされる出来事なのだ。」
「詩は―文学は―或る言葉に結ばれているようだ。この言葉は、中断され得ない、なぜなら、それは語ってはおらず、存在しているからだ。詩がこの言葉なのではない、詩はひとつの始まりであり、この言葉そのものは、決して始まらず、常にあらためて語り、常にくりかえし始まっている。」
「記憶は必要だが、忘れ去るために必要なのであり、この忘却のうちに、ある深い変身の沈黙のうちに、遂にひとつの語が、ある詩句の最初の語が生まれ出るために必要なのだ」
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ブランショのいうことがワカルというのはものすごく不遜、というか、ほんとは理解しているのかどうかわからないのだけど、でも、こういう言葉たちに接しているとわたしはとても落ち着く
