安永の解説良かったなあ。
・はっきりしゃべる。選手の名前などときどき言い損なったので、しゃべるプロフェッショナル的な滑舌の良さというわけではないような気がするが、聞き取りやすい。
・偉そうなところが感じられない。キャリアがなんとも評価されにくいのが奏功しているんではないか。
(だめな偉い人の解説の例:「いつも言っているだろう」感がある。「あいつのことはよく知っている」感がある。誉めるよりけなすほうが耳につく)
・どーんとかばーんとか言わないじゃあないか。選手の動きなどにも言及するし(あたりまえか)。
・例え話もまあいいんでないの。別のスポーツで例えるのが適切かどうかわかりませんが、という前置きつき、しかも途中ゴールシーンが挟まって分断されつつ最後までたどりついたのは「ボクシングのタイトルマッチは、引き分けのときはチャンピオン防衛です。サッカーでレギュラーポジションを奪うには、スタメンと同じレベルでは足りなくて、超えなくてはいかんのです」というやつ。自作かどうかはわからんが、なるほどねえ。
・誉めるコメントが心地よい。岳ちゃんに対する注文の付け方が「足りないというわけではないが、落ち着いたプレーばかりでなく、若いときならではの無茶なプレーをしてみると、選択肢が広がるのではないか」というのはなかなかファンの耳に心地よいんではないか。
・これはどっちが適切なのかわからんけど、監督へのインタビュー時、通訳がしゃべっているときは通訳と視線を合わせる。べつの人で、ずっと監督のほうを見ている人がいたような。通訳は自分のほう見てもらったほうが本気出せるんじゃあないか。
自分が(できるかどうかはさておき)「プロフェッショナルでない相手に対面して説明する」仕事をしていたときに、基本だと教えられたツボを押さえた解説だなあと感じた。安永が何をやっているのかは、blogに書かれたことくらいしか知らんが、ユメセンで鍛えられたところがありそうだ。
まあ、鹿島の出来かひどかったり、安永だと知らずに聞いていたら違う感想になったかもしれんが、意外に良い解説者ですなあ。
