id:usaurara は
うさのことを語る

〔青空と夏草のあいだ〕

「良かった」という顔であなたが微笑むと、途端に血が上って俺は俯いた。
白のスニーカーが泥まみれだ。
「なんで」
と問いかけてはそれを飲み込む。言ったらシャボン玉が弾けそうだった。
数日ぶりに戻った陽射しが、小さな沈黙を焦がす。

「抱かせて」

温もりを手渡したあとの空虚に風が容赦なく吹き込み
沈黙を破った言葉が、青空と夏草のあいだでトンビのように旋回している。
猫になりたい。