id:humikiri は
自分(id:humikiri)のことを語る

[おかえり]
こばやしは待ちました。
視界がぼやけるくらい太陽てりつける暑い日はクーラーのきいた部屋で。
しっぽで釘が打てそうなほどキリキリしばれる寒い日はカジュアルコタツの中で。

そんなだけれど、こばやしは待ちつづけているんです。
「おかえり」って言わなくちゃ。 そう信じているからです。

いってきますもただいまも必要のないくらい、
せんぱいはこばやし人生にとけこんでしまっていたので、
ある日こばやしが ふっ とそれに気がついたときには、びっくりではなくとも、
乾燥した冬の朝、リップクリームを家に忘れてきたときの気持ちになりました。

なくたって死にはしません。
こばやしもふつうの人とおなじで、唇がカサカサ痛くっても致命傷にはなりませんし、
リップクリームだって寂しいと死ぬ生き物ではありません。

ただ、死にはしなくてもさみしい気持ちはなくならないので、つい、いっそのこと
ちっちゃくちっちゃくなってしまおうかなあ、なんてことも二週にいっぺんくらいは
ふあふあ頭によぎりますが、それでもやっぱり、
これまでせんぱいがみせてくれたすてきなもの・だいじなものを
手放すことはどうしてもできなかったので、待つことに決めたのです。

私も、「おかえり」と言わせてあげられたらいいなあと思っています。