【薔薇とハナムグリ】
表題作は、ハナムグリに生まれたけれどどうしても薔薇よりもキャベツに心を奪われてしまい、それを母親にもひた隠しにしている若い娘の話で、どうみても性的少数派の物語。
好きな話が多かったのだけど、『ワニ』がすごくシュールでおかしくて、脳内イラスト諸星大二郎で再生され、途中まで読んだところでバス停の立ち話に再話したら、同居人がにやにやしながら聞いてて、「……、てとこまで読んだ」「ってなんだよ終わってないの! ぐわー終わらせろよ!」と怒られた(笑)
解説からいくと、長編はもしかしたら個人的地雷がありそうな予感もするのだけど、この短篇集はかなりおもしろかった。
これ全部ファシズム体制下で書かれてたというのもかっこいいとこだな。
自分(id:dadako)のことを語る
