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自分(id:gustav5)のことを語る

[周回遅れ・アパレル産業のこと]
○ユニクロのやり方というのは決まってまして、ある一定の製品を作ったら、それ以上後追いをしないのです。帝人や東レと組んで機能性肌着を流行らそう、と思ったら仕様書にかいて、まとまったロットを中国とバングラディシュの向上に投げる。で、売れに売れてもあんまり追加生産をしない。追加生産をして在庫がだぶつく(不良在庫化→ロスの発生→利益の圧迫)のが怖いのです。宵越しの金はもたねえ、ってわけじゃないけど、売切れ上等!品切れだけど品切れ前に買わなかったほうが悪いんだよっていう殿様商売にちかい。
○それを可能としたのがウォルマートかなあ。おそらくユニクロがまねたんだと思うけど、仕様書を書いてまとまった量をやはり中国やアジアの工場へ発注していた。で、中内一族の御曹司がダイエーのオーラルヒストリーの本で述べてたんだけど、ダイエーも似たようなことをしていて、ウォルマートがつかった工場をさがしあてて、ウォルマートの仕様書に改良を加えて、そこで生産していたんだとか。ところがダイエーのそういう仕様書を書いて大量生産をして大量に売りさばく、というスタイルが、いつまでも続くとは限らないのです。特にダイエーはご存じの通り傾きはじめたところに衣料が不振で食品中心に舵を切った。価格が安ければいい、というのでは通用しなくなってきて、ダメになっちゃった。
○ダイエーと同じ「わけあって安い」からはじまった無印は途中で作戦を変更してヨージ・ヤマモトにすべて任せたんだけど(どこへ持って行っても通用するあざとい一定のレベルを確保したので英国やフランスへ持って行った)、ユニクロはいまのところそこまで踏ん切りがつかない。ユニクロは常に新製品を投入して不良在庫を持たない+話題になってるうちに売り切るというスタイルに徹して今はなんとかなってるけど、いつダイエーのようになるかがわからない。なにが問題かっていうと、ファッショナブルでないところが、なんとなくファッショナブルにみえるところがユニクロのよさなんだけど、飽きられたら・話題にならなくなったらおしまい。それじゃ不味いと思ってユニクロはフランスの衣料メーカーを買いとったり、更に安いブランドを作ってユニクロを高価格帯にしてこうとしてるんだけど、必死に生き残ろうとしている状態です。
○ユニクロが潰れたら今までユニクロがつかってた工場と糸メーカーをつかって似たような商品を作る会社が出てくると思う。廉価品はおそらくしばらくバングラディシュや中国ほかアジアでの生産が続くのではないかなあ、と。糸メーカーがそこにあるので。