id:gustav5 は
自分(id:gustav5)のことを語る

大学受験の前に「けもの道は暗い」という短編集を買って、辻井喬という人に興味を持ってて、おそらく大学生の頃に古本屋で買ったのかも。石原さんの次に安藤忠雄、巻末に浅田彰さんがいて面白いです。

辻井:なぜ闘争が行いえるか、闘争しても相手を殺さないという思考回路と行動回路が形成されてる。日本の場合は闘争になるとどちらかが殺しちゃうまでやってしまうところがあってこれは回路が開きっぱなしになってることと裏腹じゃないか。もうひとつ、村八分になったら殺すつもりはなくても殺されるわけ。(中略)ある意味で回路を開き、ある意味で仲間同士を殺せるようになっちゃった人間の回路を閉じる、そこまでさかのぼっていけば日本は世界に貢献できる国になりうるんじゃないか。いまがひどいだけでね。
浅田:実際闘争が悲惨な殺し合いになるのは貧乏人の喧嘩であり弱い者の喧嘩であるからなんですね。これをいうと蓮実重彦から浅田彰はブルジョアエリートの左翼であるといわれるんだけど、抑えがたい憐憫を込めつつ情けない相手を悠然と否定するという態度が必要なんです。ゴージャスに闘争することが。しかし実際にはケンカがますますみみっちくなってしまうのはどういうことか。

社会的な各層の交流が闘争になりうる、というのをフランスの実例をあげながら日本と対比してるんすけど、20年たっても闘争はゴージャスになってないかも。