[談志が死んだ]
立川談四楼師匠の私小説。ぜんぶを読み終わってないのですが、圧巻なのは晩年の談志師匠を描いたところ。糖尿病とうつ状態であったのは知っていたのだけど、薬と併用してアルコールをのんでいたらしい。談四楼師匠の弟弟子の談春師匠の「赤めだか」を書評でとりあげたところ、突然談志師匠に破門・立川流解散を言い渡される。謝罪にいくも怒りがとけるわけでもなく、怒りがどこから来るのかいまいち判らず、群馬の贔屓筋から訴訟を薦められたりするのだけど、親しい医者に何の気なしに相談すると、長年服用していた薬の副作用ではないか、ということをそれとなく示唆される。
病を得た立川談志は昔の立川談志ではない、でも立川談志である。人というのはなんであるのか、というのをちょっと考えさせられた。
自分(id:gustav5)のことを語る
