【ドイツから学ぶもの】
戦前のドイツは政党に投票する比例代表制で、選挙は議員を選挙民が選ぶ機会なわけですがそのときに議員が支持者に向き合って意向を訊いたり逆に説得するという点が本来は重要なものの、比例代表の議員が政党に拘束されてるので議員の代わりに政党・党首が支持者に向いたのと等しいことになっちまい政党選択選挙になり、ドイツの場合は結果的に政党を率いる独裁者を躍進させることになっちまいました。比例代表制にはそういった過去があります。もしドイツというところに行く機会があればそこらへんの戦前のドイツの選挙制度や比例代表制のことをもうちょっと勉強したいんだけど、まあ勉強しても仕事にはなんのやくにもたたないんすが。
で、余談ですがナチス自体は当時のドイツで魅力的にみえる政策を出してたもんですから躍進したわけですがそれでもはじめて政権をとったときは他党との連立で、過半数はなかなか取れませんでした。実権を握って他党を殲滅して選択肢を奪っておいたあとにやっと安定させてます。ここがポイントで比例代表制では議会内に多数派を構築することが困難になることがあって政治が不安定になりやすかったりします。だから選挙のたびに国民に負担を強いるのだから国会議員の定数を減らそう、なんて話がでてきます。そこで出てくるのが比例代表部分の削減です。たぶんいうほうは、その不安定な政治をなんとかしたい、ってのがあるんだろうなあ、とゲスなことを考えちまうんすけど。
ただ比例代表の場合、名簿にさまざまな少数派・少数階層の人をのせておけば、少数派の意向を問題提起等を通じて議会内において反映させやすいシステムでもあって多数派でない少数派の民意を反映する・少数派の政策決定関与の機会でもあったりします。比例代表制の議員を減らそうっていう動きは、なんだか非常におっかないっす。なんでおっかない、って思うかというと、多数派が少数派から発言の機会を奪ったり、少数派の存在を無視したりするのが少数派の問題の出発点だと私は思ってます。で、基本的に世の中多数派の枠組みなのですが、現実的には多数派と少数派は相互に浸透しつつも、およそ多数派への同化が精神的にも政策的にも強制されやすいのです。そこに差別もおきるし、問題が発生しやすいし、なかなか解決に至らないことが多いからなんすけど。で、いまよりも少数派の政策決定の関与や発言の機会の枠を奪うってのは、決して良いことではないはずだからです。
って、わけのわかんない方向へ熱く語りたくなる話なんすけど、ドイツとはあんま関係ないかも。でももしこの国が変な方向にいかないためにはドイツの研究ってのをしたほうがいいんじゃないかと思うのだけど、ここらへんは政治学科の範疇で、俺が知らないだけで、研究し尽くされてるかもなんすが。
