石原さんが都知事になったときにわりと初期にやったのが財政再建だったんすよね。あと、公会計制度の改革かなあ。青島都政を引きずると危機に陥るってんで、片っ端から切れるところは切ったけど(都響はすごくもめた)、同時に都バスに広告をいれたり、都の財政がどうなっているか専門家しか把握できないから、会社並みの会計制度に直して都の財政を見直して、ってなふうにしたんす。あといちばんでかいのは外形標準課税かなあ。決算が最終赤字になってても都の道路やインフラを利用してるんだから法人はとにかく税金を納めてくれっていう理屈を出して条例を通して裁判では負けたけど、地方税のあり方をちょっと変えた。で、石原さんのすごみってのは、その細かいところを押さえたうえでの、課題を解決するうえでの、独裁というか独断なんすよ。もちろん新銀行東京といった問題もあるんすが。
大阪のをみてておっかないなあ、と思うのは、なんのために・大阪のなにを変えるのか、よくわかんないのです。市が財政赤字が府ほどきついわけでもないし。
二重行政を解消するってのはけっこうなんだけど、二重行政を解消するのに何で大阪市を解体する必要があるのかがわかんないのです。その部分だけ、粘り強く交渉すればいい。そもそもその前に、大阪の競争力向上と、大阪市解体と、どこが結び付くのか。
特別区をつくって、ほんまにやってけるんかいな、みたいなつっこみが、大阪にあったのかどうかよくはしらないけど、なんとなく【変わる】ことだけ先行して【どう変わるか】がおざなりになってるのが気になるんだよなあ。ただたとえ言語感覚が未熟・幼稚であったとしても、それ相応に支持があるということは、その言葉にはたぶんパワーがあるんじゃないかなあ、と。
おっかねえのは、細かいことは置いておき、方向性だけ示して、バーッと行ってしまう「空気で動く」ところなんじゃないかな、と。
