戦前に姦通罪ってのがあって、京大の先生に滝川さんて方がいらして、その滝川教授は著書で、姦通罪に関する見解を書いたんすよ。配偶者がいる人と、えっちしたときに、男女間で全然扱いが違ってて、姦通罪は女の人にだけ適用されてました。男のほうは姦淫罪ってので処罰されてたんすが。貞操を守る義務を女の人のほうだけに課してたんすね。で、奥さんのほうは誰かとは姦通をするとその事実だけで夫からの離婚請求が認められてて、旦那さんのほうが姦通をしてもそれだけでは妻からの離婚請求は認められないってのもあったんす。
滝川教授は姦通罪について処罰するのであれば男女ともに処罰すべきなんじゃね、処罰しないのであれば両方とも処罰すべきでないってかいて、姦通罪における男女平等の主張をしてたのです。でも鳩山一郎文部大臣が姦通罪をふくめて滝川教授の主張のいくつかを取り上げて、共産主義的な教授は大学に居るべきではないという主張をして、京都大学に圧力をかけたわけっす。滝川教授は京大をでるのですけど、学問・思想の自由、ってのはそこらへんから来てて、守らなきゃいけないのは、そっちなんじゃないっすかね。「ものいえば唇寒し」って状態を作らせないための環境整備なんじゃないか。研究対象の選択の自由、研究して発言することの自由であって、大学の周辺業務が害されたのなら、それは警察の手に頼ってもかまわないのやないか、と思うのです。
学問の自由に関して縁が深い京大で起きた事件だから、なんとなく学問の自由に絡めて話したくなるけども。
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