野田秀樹さんだったか。むかし、時空が飛んだ、っていうセリフを言わせただけで、時空がとぶわけがない、っていうことをいってて、それをどう表現するかが表現する人の腕の見せどころだし、それをやんないで【時空が飛んだ】で済ませてるのはどんなものか、ってなことをいってたんす。で、自分の中ではSFもBLもあんまり大差なくて、「そんなことありえんだろ」っていうことをどうやってうまく描き出せるかが実は重要なんじゃないか、と思ってて、ほんとは時空なんか飛んでないけど時空をとんだ気にさせるのが巧い人ならBLもSFもうまいんじゃないかなあ、と思ったりするのです。だから今まで読んだことがないわけでもないです。
ミステリも同じ延長線上にあります。森先生のミステリがうまいのは「すべてがFになる」なんか特にそうですが、【時空が飛んでる】のだけど、その飛んでる事実を忘れさせてくれるほどぐいぐい中に引きこまれるからっす。読んだことないけど森先生の書いたトーマの心臓を読んでみたいきがしないでもないっす。それはともかく。百合の話っていうのは正直よく知らなかったり。もし面白い作品に出会ってたら読んでたかも。
で、「時空が飛んだ」というようなお約束を紙の上、文字だけですっと入れる人はそれはそれでいいと思うし、ふの人はそのお約束を素直に信じて遊べる人たちだと思うのです。面白い話もあると思う。ただオウムの時かなあ、オウムのニュースで取り上げられてる人たちで妄想を繰り広げてるのを読んでから、あの日都区内にいて、救急車がばんばん走ってるのを知っちまった人間からすると妄想は自由だと思いつつそういう文化に抵抗がでてきてちょっと距離を置いたんすが。
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