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【萌え≒ニオイをかぐ、という仮説もどきのメモ】
日本人の消費行動として随分前にユニクロの経営陣がインタビューに答えてて「多くの人ははっきりとトレンド性やファッション性が表れたものよりどこかにそれらが漂う服が着たいと思っている」っていうニュアンスの分析をしてました。つまるところ「トレンド性やファッション性のあるとんがったもの」を置いても多くは売れないが「なんとなく流行にのってる、そんな雰囲気の感じ」ってのが売れるってことらしいのです。百貨店の業績が悪いのは百貨店にはある程度の「トレンド性とファッション性」ってのを求めちまうところって有るはずで、でも比重を強めると売れなくなるわけで、その塩梅はものっそ難しいのかもしれません。逆にユニクロは「トレンド性とファッション性」のとんがった部分は不要で、ニオイさえ提供すればいい。そもそもユニクロに「トレンド性とファッション性」なんてそれほど求めてないわけっす。
とんがった部分ではなく、ニオイだけ、雰囲気だけを味わいたいってのはファッションの分野に限らずあるよなー、と思うのです。
マンガなんかもそうだよなー、と思います。成人向けマンガなんかだと「レイプ」とか「鬼畜」なんて言葉でくくれるものが本屋に並んでます。実際はどうかと思う行為なんすけどファンタジーとして消費する側が安全圏にいて一方的にその雰囲気を楽しむものですからそれを道徳的にどうこう云えない。しかしあれだけあるってことは、内心にそこそこそういうある種の醜悪な・暴力的なものって多くの人が抱えてるのか、と思ったり。でもそんなとんがったセックスや恋愛をしたいわけでもないわけっすね。雰囲気を味わいたい。だから、マンガで済ます。
で、腐とか萌えを好む人たちってのも構造は同じなんだろな、とおもうんすよ。萌えが欲しい人って恋愛の生々しさとかしんどさとかめんどくささとかたぶんいらないし萌えを感じる相手の生々しいパンツの中が見えたらあかんのと違うかな、と。でも相手を愛でる幸福は味わいたいし恋愛におけるしびれるような、気が狂うような、麻薬の部分っていうかいい部分のニオイをかぎたいってか、雰囲気は享受したい。萌えを欲しがる人や腐の人は、恋愛とかセックスに至るまでの過程の博打的側面の博打を打たずに博打に勝った雰囲気というか脳内麻薬の部分を楽しみたいんじゃ?とかうっすら思う。で、萌えとか恋愛とかそんな麻薬を実生活で必要としない人は萌えをそんなに必要としないんじゃ?と思う。恋愛とかセックスに至るまでの過程という博打に味をしめちゃった人も萌えを必要としないかもっすけども。もっとも恋愛っていう麻薬の味をしめて片時も忘れられない人なら、萌えが必要な生活も、必要としない生活も、程度の差こそあれ、どっちもしんどいんじゃ、とも思う。
巧くまだまとまらないけど、なんとなく、さいきんそんなことを萌えという言葉から考えていました。