1月31日から公開されておりますジャン=リュック・ゴダール監督 最新作 「さらば、愛の言葉よ」。
その間、過去の作品の上映はあったとはいえ、新しい作品が公開されるのは、「ゴダール・ソシアリスム」 以来ですかね。
で、どういうタイミングで行こうかと思っておりました、今回。
かつて、「アワー・ミュージック」 公開時、シネコンの観客層とゴダールのファン層は必ずしも重ならないのではないかと思うのですが(私は雑食なので両方に含まれる)、大阪市内では なぜかシネコンで上映されまして、案の定というかガラガラで、2週間しか上映されませんでした。
シネコンだと、そんな感じだったのですが。今回の3D作品である新作は、まず “あの ゴダールが まさかの3D!” と ファンを驚かせ、カンヌで審査員賞受賞 と、おそらく 「アワー・ミュージック」 の時より注目度が高い。 今回はミニシアターでの上映であり、今ではミニシアターであってもシネ・リーブルなどは3Dに対応しているものの、そういう3D対応のミニシアターが限られるため、ゴダールが3Dで撮った以上はどうしても3Dで見たい、という客層(私含む)の訪れる映画館が重なる。 なおかつ、ゴダールのファン層とミニシアターの観客層も重なる。
というわけで、公開初週などは混む…かもしれない、と思いました。 とはいえ、これまでゴダールの映画を映画館に見に行って、満席だった経験は、はっきり言って、ない。 しかし今回はゴダールが新たなる挑戦をしている注目作、いつもより観客が多いかもしれないじゃないか。 耳(目)にするのも期待の声が多く…いや、それは私が、ゴダールに関心のある、ゴダールファンの書いたもの等を読んでいるから自ずとそうなるのではないだろうか。 結局のところ、どのくらい混むのだ。
…と。 ずっと、見に行くタイミングをはかっておりました。 なぜ そんなに 混み具合を気にするのかというと、好きな監督の作品ほど、まわりに人が少なく、落ち着いた状況で見たいがゆえに、できる限り空いてる時に行きたいのです。
そして ついに、明日から1日1回上映となり、来週金曜で終了という段になって、朝1回だけになる直前の、最後のレイトショーに、ようやく来たわけです、今日(朝1回になったら平日行けないし、早すぎて休日は起きられないので)。
そんなわけなのですが。 上映直前の今、結構埋まっ…… 両隣があいているので、まあ、まだ。 チケットは早めに買っておきましたゆえ、ちょうどいい具合の席です。 それでは。
