『死刑台のメロディ』見た。中学くらいの時に、ロードショー(雑誌)のおまけについてきた名画紹介ミニブックみたいなのでタイトルその他を読んで、「いずれ見る」枠に入ってた映画。「アメリカで、労働組合員かなんかだったばかりに、冤罪で死刑になるイタリア移民の話。実話。原題直訳は『サッコとヴァンゼッティ』」くらいの知識。
久々にのぞいたTSUTAYAで、「え、これイタリア映画なのか!」と初めて気づいて借りてきた。
何せ実話で冤罪で死刑になった、ということはもう知っているので、見始めるのにちょっと勇気がいったし、見てても辛かった。
でも見てよかった、紛れもなく「今」の話。繰り返されてきた「今」の話。
移民と労働者、差別と権力と金。少数派の「グループ」「集団」に対するレッテル。ねじ曲げて隠匿する、という形の暴力。厚顔無恥。
イタリアから見たアメリカ、という感じがとても新鮮だった。たぶんこれをアメリカで作ったら全然違うものになりそう。
挟み込まれる当時の記録映像もまたすごかった。
ヴァンゼッティが最後に言ったように、彼(ら)の名は残さなきゃいけないと思う。この映画はじゅうぶんにその役目を果たしている。(だからこの邦題はかっこいいけど、非常に内容から浮いてる。もったいないし、関係ないし、そのせいで覚えにくい。)
あとすげえミーハーなこというけど、ジャンマリアボロンテがむちゃくちゃよかった。わたしこれ以外で見てるのマカロニウエスタンだけで、このヴァンゼッティとの落差というか、なんという、幅の広さよ……
