【最近の映画】
『リンカーン弁護士』

この映画の公開前 チラシが映画館に置いてあった頃、
11月公開の 『リンカーン / 秘密の書』 のチラシも
すでに置いてあって、リンカーンものが2本も? と思ってたら、
秘密の書のほうは大統領のこと(ストーリーは架空)ですが、
弁護士のほうのリンカーンは、車のことでした
(この写真見たら 車のことだってすぐわかるだろう
って話ですが、そもそも ちゃんと写真見てなかった)。
公開されたら見に行っとくかー、くらいには
思ってましたが、予想以上に面白かったです。
うまいこと逃げおおせていた過去の事件の犯人を、
その時の罪で 今 有罪にするためには
少々常識や法を逸脱した手を使うことも辞さない
(もちろん 証拠が出てきたからですが)、という
主人公の人物像がよかった。
マシュー・マコノヒーとマリサ・トメイの、
仕事の話になると 急にケンカ腰になる会話のシーンは、
弁護士である主人公と検事である元妻が なぜ離婚に至ったか、
そりゃ こんだけ立場違えば話合わんわな、ということを
ほんの短いシーンでうまく表していて 面白かったです。
マシュー・マコノヒーといえば。
その役者魂をもっとも感じたのは、じつをいうと、
巨大ドラゴンと戦うというストーリーの、
内容的にはB級と呼んでもさしつかえないであろう 『サラマンダー』。
強いそして粗野、という役どころでしたが、
ドラゴンと戦うシーンでは まさに 鬼気迫る演技で、
「内容からして、賞レースに絡む可能性も低ければ
B級作品と呼ばれるおそれも脚本段階で感じられたであろう
この作品で、あそこまで心血注いだ演技を見せるとは…
一度契約した仕事では たとえB級でも手を抜かないんだな、凄いな…」
と勝手(なおかつ失礼)な想像をし、ひとりで感心してた覚えがあります。
こんなこと言ってますが、私は この 『サラマンダー』、
映画館に見に行ったし 好きです。 クリスチャン・ベールも出てるし!
