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あんとわのことを語る

【盆休みの映画

映画館カードのポイントでタダ見してきた 『トータル・リコール』

昔の『トータル・リコール』のリメイクなんですかね、
昔のは見てないですが。

この映画では、一般市民が暮らす都市の様子は
混沌としたアジア風な都市として描かれており、
それは 2002年の『マイノリティ・リポート』なども そうで、
そういう都市の描き方をしたSFといえば
なんといっても『ブレードランナー』が有名ですが、
なおかつ、これら3本すべて、フィリップ・K・ディックが原作です。

原作者が同じであることを考えれば、
劇中の都市の描かれ方に共通点があるのも 頷けることなのですが、
にも関わらず、『ブレードランナー』以後のSFというのは、
そんな風に都市を描くたびに、
『ブレードランナー』の二番煎じだ、結局超えられない、
と言われてしまう場合が非常に多く、そういう点でも、
見た人に強烈なイメージを残し、金字塔として扱われるまでになった
『ブレードランナー』および監督のリドリー・スコットは、
やっぱりすごかったんだなぁ、とあらためて思った次第です。
(ちなみに、『ブレードランナー』の制作自体は1982年ですが、
2007年発表のファイナル・カット版にて初めて見ました。)