スペインと中南米の映画が上映される “ラテンビート映画祭”
(第9回の今年は全国5都市にて/すでに終了)にて まず上映され、
その後 “シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション” 6作品中の
1本として上映されたスペイン映画、『EVA〈エヴァ〉』。

ロボットを作る科学者と、そのロボットのモデルとなる少女の
物語ですが、これがとても美しい映画でした。
つい最近 『コッホ先生と僕らの革命』(そちらはドイツ映画)も
公開されていた、ダニエル・ブリュールが主演。
エヴァを演じていた女の子も、「家事その他をいろいろしてくれるロボット」 を
演じていた俳優も、とても印象的だった。
ロボットの脳にそれを 「埋め込む」 とでも言ったらいいか、
神経の状態を表した映像が出てくるのですが、それが非常に美しい。
設定が2041年なため、ロボット等が発達している以外は、
衣食住などは へんに未来未来して描かれておらず、それがかえってよかった。
上に書いたような特集上映の形態による 上映回数の少なさから、
まぁ行けたら行くか、くらいに思っていたのが、すぐに、
「見にきて本当によかった」 に変化。
今のところ、こういう限られた機会でしか上映されていないのが残念です。
もっと上映されればいいのに、と思う、美しい映画でした。

