【たまには、まだ見てない映画の話】
TOHOシネマズのような大手シネコンではなく、
館名もチケット売り場も椅子の感じも
いかにも “昔ながら” という雰囲気の、とある映画館。
そこで、公開中の 『ジョン・カーター』(←見ては いません)、
今週末公開される 『タイタンの逆襲』 の宣伝を見たら…


両方とも、右下に何か貼ってある…
「3D上映はございません」
ヴィム・ヴェンダース監督の 『pina 3D』 では、
ダンサーの動く空間の広がりと その躍動を
表すのに 3D映像が効果的だと思ったし、
『インモータルズ 神々の戦い』 なんかも 案外いいかなと思いましたが、
これらが例外であり(←あくまでも私の見方ですが)、
基本的には、3D映像は あまり好きではありません。
上に書いた映画館は、大手シネコンと違い、
おそらく3D上映に対応していないのだと思いますが、
あの 昔ながらの雰囲気は、今となっては
かなり貴重な感じなので、この
「3D上映はございません」 という注意書きに、
なんだか 妙に ほのぼのした気分になってしまいました。
そうだよ、なんでもかんでも3Dじゃなくていいんだよー と。
その映画館から出てきた女子高生ふたりが、
見たいと思っていた映画が、話題作なため
どこでもやっていると思ったら ここではやってない、
と話していて(チケット窓口でそれを聞いて引き返してきたっぽい)、
「ふつうどこでもやってるやろ、この映画館おかしいわ、
もう二度と けえへん」 などと、かなりきついことを
言っているところに出くわしたのですが。
そりゃ どこでもってことはないでしょう、
ああいう雰囲気の映画館は かなり少なくなって
ほんまに貴重やから、そんなこと言うたらんといたって。


