id:AntoineDoinel
あんとわのことを語る

『フェイシズ』

事件に巻き込まれた主人公が、頭を強打し、
“相貌失認” という症状に陥って、
人の顔がわからない、つまり 自分を狙う犯人の顔も
わからない… という状態になっていくサスペンス。

主人公が 親しい人の顔もわからなくなっている様子を、
ひとりの人物を 何人もの俳優が演じることで
表しているところが よかったです。
それらを演じている人が 有名な人でないために
見ているこちらも 見分けがつきづらいのと
(あれ、さっきと同じ顔だっけ…? となる)、
主人公の彼氏は 特に何人もが かわるがわる演じていたので、
エンドロールで 役名のあとに #1、#2、#3…と付いて
彼氏を演じた俳優の名前が延々出てくるのが ツボりました。

『バイオハザード』 みたいな特殊な設定での
アクションありきの役ではなく、こういうサスペンスで、
犯人の影におびえる役柄のミラ・ジョヴォヴィッチが新鮮でした。