【今週の映画】
『孤島の王』

ノルウェーに かつてあった “非行少年の矯正施設” バストイ島で、
1915年に実際に起こった反乱をもとに描いた、という作品です。
(少年施設としては1970年に閉鎖され、88年以降は刑務所となっているそうです:公式サイトより)
施設の院長役として、ハリウッド映画でも活躍する
スウェーデン出身の俳優、ステラン・スカルスガルドが
出演しているのですが、英語の台詞で演じているのを
ふだんから いろんな映画でよく見ているので、
この 『孤島の王』 で ノルウェー語で演じているのを
聞いていると(ノルウェー語制作とのことなので)、
いつも見る映画と違って、なんだか不思議な感じがしました。
非行の矯正といいながら、人権侵害や暴力・虐待がまかり通る施設で、
もはやこのままではいられないと反乱を起こした少年たち、
その中で 生き延びる者もいれば生きられなかった者もいて、
とても悲しくなる映画です。
