2本目。
2008年の第61回カンヌ国際映画祭にて、
最高賞パルムドールに次ぐグランプリを 受賞しながらも、
2011年になるまで 日本では公開されなかった
『GOMORRA ゴモラ』 が、ここ大阪では年末に始まったので、見てきました。

カモッラという、イタリアに実在する犯罪組織の
実話(産廃不法投棄、麻薬取引、殺人 等)に取材して
書かれた小説がもとになっています。
作者は、この “実話に基づいた” 小説を発表したがゆえに
カモッラから暗殺予告を受け、警察の保護下で生活し、
のちに イタリア国外への脱出を余儀なくされたとのことです。
この作品のリアリティーは、通常の劇映画とは一線を画すものでした。
この映画が もし、ハリウッドで、世界的な有名俳優を使い、
CGによる特殊効果や 劇的な映画音楽を使い、
いかにもハリウッド的な “スタイリッシュな映像” で
制作されていたとしたら、たとえ実話がもとであろうとも、
これほどのリアリティーを実現することは出来なかったと思われます。
リアルであるがゆえに、あの街の閉塞感、そして
犯罪現場・事件現場に居合わせた瞬間の恐怖感が、
不気味な重みでもって 観客に迫ってきます。
稀有なまでに表現された そのリアリティーは、まさに 賞賛に値します。
(多大なる犠牲を払った作者は、気の毒でなりませんが。)
昨年中に見ていたら、私の中の2011年BESTに
くいこんできた作品であったと思われますが、
いかんせん、公開時期が年末すぎた…。
繰り下げで、“2012年に見た作品BEST” に
入ってくるかもしれないなぁ、今年末に…。
