今回の震災以後、なんと自分はのんきだったか・・・と
うしろめたい気分になってしまったことの原因のひとつが、
地震の起こった11日、自分が何をしていたか、ということだ。
夜中までニュースも見ず、だから地震のことも知らず、
何をしていたかと言えば、レイトショーの映画を見に行っていたのだ。
それも、レイトショーの時間帯といえば、当然、地震発生より後だ。
つまり、多くの人が 思いもかけぬ災害に見舞われて以後も、
私はのんきに 趣味の映画を見ていたのである。
たしかに、地震が起きたこと自体、夜中まで知らなかった。
大阪では、映画館に行けば 通常どおり上映している訳だから、
何事もなかったかのように、いつもどおり見られる状態だった。
だから、ふだんどおり 映画を見ていた。
仮に、地震のことを早くに知って、「こんな時に趣味を楽しむのは
不謹慎だから自粛しよう」 などと思ったとして、だ。
それが被災者の役に立つかと言えば、なんの役にも立たない。
私が もし あの日映画を見に行かなかったとしたって、
地震が起こらなくなる訳でもないし、被災者を
直接助けられる訳でもない。
控えたとしても、 ”気分だけの、意味のない自粛” になる。
でもやっぱり、「私は あんな大災害が起こった日に、
趣味の映画館通いしてたんだよなぁ・・・」 と思うと、
やっぱりなんかうしろめたい気がする。
あの日見たのは、『英国王のスピーチ』 だ。
いい映画見たなぁ、と思ったあとに地震を知って、
そんな気分も すっかり吹き飛んでいた訳だが。
映画そのものも とてもいい作品だったが、
あの日見た映画、ということで、
違う意味でも 忘れられない作品になりそうだ。
あんとわのことを語る
