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自分(id:dadako)のことを語る

【勝手に引用】
そういえば民族について「○○人」と「○○族」の違いはどこにあるのだろうか。
 朝日ジャーナル編『世界のことば』(朝日選書)のあとがきで、編者である千本健一郎氏は次のように書いている。

 ケニアのキクユ人でキクユ語の筆者でもあるG・G・ムアンギさんから「……族」(Tribe)という表現には上位の者が下位の者を見下す響きがある、と注意されたときには、ただのびっくり以上に衝撃があった。ムアンギさんが「キクユ族」と紹介されてちっとも怪しまない無神経さがこちらにはあるからだ。(二二七ページ)

 わたしもこの文章を読んだとき、まさに衝撃を受けた。そういう目で世間の報道を見ていると、「○○人」と「○○族」が実に気まぐれに使われていることに気づく。多くの場合、ヨーロッパでは少数民族でも「○○人」というのに対し、アジアやアフリカなどでは国家を形成していても「○○族」という表現が見られる。語族でも民族でも、無意識が無神経に繋がらないように、できるだけ気をつけなければならない。
(黒田龍之助『世界の言語入門』講談社現代新書、pp189-190)