【憤怒の河】
オチはともかく(わたしはこういう解決の仕方は嫌いなので)、けっこうおもしろかったと思ったのは、わたしが『犬笛』とかのせいで西村寿行のこういうのに触れたことあったせいなんかしら? あとでググったら、けっこうバカにしてる評価・感想が多くて、あれ?と。
でもこれの、熊のデキとか飛行機シーンのデキとかにシラケるというのは、物語を見るという意味ではもったいないんじゃないかなと思った。確かに大映だなあとは思うけどさわたしも。
以前、活弁つきでリリアン・ギッシュの『東への道』を見たことがあるんだけど、あの映画、クライマックスの氷河のシーンがすごく長くて、何カットもありしかもそれがいちいちすれ違いの繰り返しで、手に汗握るシーンのはずが逆に笑い声が上がる感じなのね。
それを弁士さんが、「現代の人は今の演出に慣れてるのでこういうところでお話を楽しめなくなっちゃってるんですよね」と言ってた。
しょうがないことなんかもしれんけどね。
