id:dadako は
自分(id:dadako)のことを語る

ポワロさんはすごく寄り添うタイプの探偵。寄り添うタイプなので、時々すごいさりげなく心にしみるようなことを言ってくれたりやってくれたりする。原作のポワロがそういうタイプで、スーシェ版はそこをちゃんと押さえてる。若い人に「このパパ・ポワロを信じなさい」って言っちゃうようなところ。
だけど、「罪は罪、あがなうべき」という一点ははっきりしてるんだよね。だから、オリエントのラストはかなり例外。
スーシェのポワロはもうスーシェのポワロ、としての過去がちゃんとあるので、「例外」であるところのオリエントのラストをどう納得させるかというのが肝だったんだろうなあと思う。

「われわれは陪審でかつ(ry」と言うけれど、その実、最後に彼らは自分たちの責任をポワロに丸投げしてるように、わたしには見える。ポワロに12人分の罪を背負わせてしまったように見える。ポワロはもう、この真相については他の誰とも語り合えない。彼はまるで司祭にされてしまったかのように見える。
ポワロはこの事件である一線を越えてしまった、だから最後の事件の成り行きに納得する。
そういう流れを作れてるので、スーシェのシリーズはえらかったと思う。