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【鷲と鷹】
リー・ヴァン・クリーフ演じるトラビスの所有するはしけを巡る攻防戦の話なのだけども、はしけがどういうふうに重要だったのかがよくわかっておもしろかった。最後の攻防のところなんか、ちょっと参加したくなるような。
悪党レミーも戦争帰りで、威勢がよいカリスマ性もあるリーダーなんだけどとても屈折してるところがある。すさまじく頭のいい、数学の本を愛読するような男を相棒にしてるのだけど、負けが込み始めて光ではなく深い影にばかり目が向くようになって、だんだんその相棒とうまくいかなくなってくる、そのあたりの描写が西部劇っぽくなくてちょっとおもしろかった。
そんで、女は二人出てくるのだけども、そそとした開拓民の人妻アンナと、男が皆振り向くほどの肉感的な体を持ち男並みに仕事をするノーラ。アンナはトラビスに気をもたれてるのを知ってるけども、開拓民ではない船頭の彼を蔑み無視してる。トラビスはノーラと寝てて、でも二人でやってこう、というような雰囲気はあまりない。アンナは自分の夫を救ってもらうためにトラビスの気を惹いて利用しようとするのだけども、そんときに「あなたはほんものの女を知らない。だからわたしに惹かれるのよ。あなたが知ってるのは5分間だけ女であるような女で、その5分が過ぎれば男のように働く、にせものの女。ほんものの女は5分だけじゃない、ずっと女だ」みたいなことを言うのよ。吐き気したわ。