『妖異金瓶梅』もめちゃくちゃおもしろかった! こないだ読んだ『妖説太閤伝』もそうなんだけど、あらゆる欲望の限りを尽くしてもう一点の余地もないほどに血と泥にまみれた人間(たち)が主役で、なのに、なんというか、ある瞬間にいきなり、その彼らの強烈さに負けないほどの強烈な他者への愛がその愛への自覚を突きつけてくる。それは彼らのすべて、そのあらゆる欲望までも吸い尽くされて自身が消え去っても、相手がこの世に存在し続けてくれるならばそれだけで構わない、とそうなって初めて自分でも気づくほどの激しいもので。
すごい、心を揺さぶられた。
灰すらも残らぬほど自分のすべてを炎でなめ、燃やし尽くして生きる人間、の物語を書く人だと思う。
自分(id:dadako)のことを語る
