帰宅。
フォトライフから、5年前の0.00%戦争の屍たちを。サントリーがオールフリーで応戦に成功するまでは、キリンフリーの一人勝ち。いまの、メーカー別に好みで棲み分ける平和な形からは、想像もつかない混とんさだった。

「酷い」と言い切った、サッポロの「スーパークリア」は、当時の低カロリー記録を塗り替えた意欲作だった。けれど、サントリーが「ファインゼロ」を見切って開発した「オールフリー」が、5kcal未満/100mL=いわゆる「カロリーゼロ」を達成した上に、味のバランスも非常によかったために、存在意義を失った。
その後、「カロリーより味でしょ、味!」と割り切って開発された「サッポロプレミアム」が一定の支持を得ているのが、面白いところ。

アサヒの「ポイントゼロ」は、「キリンフリー」を迎撃するだけのための急造品だったように思う。長年この市場に食い込めなかった揚げ句、「ドライゼロ」で「スーパードライ」のファンにすがる形になったのは、アサヒの黒歴史かも。
で、旧世代低アルコールビールの代表格である「バービカン」の商標権は、4年前の時点では寳酒造から日本ビール(海外ビールの輸入商社)に移っていた。大手よりも分析桁数をひとつ上げているところがいじましい。

