小学校高学年くらいまでは、四肢などを中途欠損してもその部位が欠損してることが感覚として理解できないことがあるくらい身体に関する感覚はあやふやで、そういう、自分の身体を把握する感覚ができあがるまでに時間がかかるものらしい、と読んだことがある。
実際わたしが多少なりとも運動とか体育とかを「少しはできるのもある・楽しいのもある」と思えるようになったのは、小学校6年のときだった。やっと逆上がりができるようになって、スポーツテストで級外になるプレッシャーがなくなった。担任も「(体育に限らず)できないことにプレッシャーをかけない」教師に代わった。楽しいと感じれば、やる回数も増えて体を動かすことに慣れる。プレッシャーを感じなければ、体も縮こまらず動きが滑らかになる。
自分の体験からなら、小学校の体育の授業は、「できるできない」でなく「楽しめる・楽しい・気持ちいい」をめざしてやるべきだと思う。勝ち負けはあっていい、むしろないのは不自然。ただ、負けても楽しい、運動すること自体が楽しい気持ちいい、になる方法を探すべき。
