id:dadako は
自分(id:dadako)のことを語る

「柔道やってたときにはさ、もちろん、プライドを持ってました。
 それは、誰のためのプライドでもなくて、 だって、そうだよ。私が勝ったからって、どこかの大学の名誉になるわけじゃない。柔道協会の名誉ってわけでもないじゃん。全部、自分のためだけに柔道をやってたわけで。それはさ、本当に、自分だけのためでよぅ……うん、どんなときも、私は、私のためだけに柔道したんだよ。それで、そういう態度って、真面目な柔道家の道から見れば、わがまま勝手なことかもしんないけどさ、私は、自分がいい子になる必要はないって感じてた。結局、柔道してるときも、私は、柔道する前と同じクズのままだったもん」(中略)
「クズはクズのままで大きくなれるってことをよぅ、強いて言えば、証明したかったのかもしんない。
 それが、私が柔道をやってるときのプライドで、プロレスラーになったときのプライドなのかもしんない。
 あのさ、スポーツやってよぅ、やたらに健全でいい人間になっちゃう人がいてもいいの。もともと真面目な人がよぅ、国を背負って試合しちゃうってのもわかるの。だけど、世の中には、私みたいに、クズのままでスポーツやってる奴がいて、そういう奴だってプライドを持ってることも、やっぱ自分の生き方で証明したかったのよ。
 さからさ、柔道やめたあと、ずるずる落ちていきたくなかったのよね。
 柔道をやらなくなったら、やっぱ、駄目んなっちゃった、なんて言われたくなかった。だって、私の人格は、私が作ったもので、スポーツが作ったものじゃないもん。だから、柔道やめたあとも、それなりに、へえ、あいつらしいじゃん、ってことをやってのけたかった。
 プロレスは、そういう気分にふさわしかったのかもしれませんよ」
(pp.156-157『プロレス少女伝説』)