主張の行き着く先は、高度経済成長期の労働形態=男性給与労働者と専業主婦の家庭からくる価値観の歪みで、それに異論はない。個々の「判定」では、ぼくもカミさんも問題ないんだけど、お互い団塊ジュニアってこともあって、指摘されている価値観の歪みは、多かれ少なかれ抱えている。
けど、その労働形態の欠点を、徹底して個人レベルに落とし込んで、センセーショナルに指摘するスタイルは、正直もったいないと感じた。それゆえ、同じ講談社でもハードカバーや現代新書ではなく、流行書扱いのプラスアルファ新書枠から出さざるを得なかったのだろう。
や、きっとこれは、炎上を通じて、自分の専門の土俵での専門書へ引きずり込もうとする、作者さんの策というか、よくできた煽りに違いない。そうとでも考えないと、あまりにもったいない。
家に置いておいても、カミさんからあらぬ誤解を受けそうだから、会社の男子独身寮生にでも寄贈しようかな。

