【映画】
『ディズニー映画の名曲を作った兄弟:シャーマン・ブラザーズ』
予想してたよりずっと見応えのあるドキュメンタリーだった。油断してちとぼんやり見てしまったのもったいなかったんで、もっぺん見るつもり。
ディズニースタジオ内では、ケンカばかりしている仲の悪さで有名だったらしい。後半は互いの家族ですらまったく行き来がなくなり、母の葬式時ですらそうだったため、弔問客がどちらに行くかで気を使ったりということもあったとのこと。性格の違いも大きかったが、兄弟それぞれが個々に抱えていた問題の影響のほうが大きかったようだ。
特に兄のほうは、第二次大戦帰還兵。家族にすら戦地での話をしてこなかったが、ダッハウ収容所に足を踏み入れた最初期のアメリカ兵の一人だったとのこと。その時見た光景は忘れられない、と。彼がロシア系ユダヤ移民の息子であることも思い出して、溜め息が出る。挫折と孤独。
あとディズニーの人たらしっぷりがうかがえてそのへんもすごかったです(笑)
原作をディズニー化することに対する、おとなしい、ならぬ悪気ないアメリカ人の無邪気さも改めてよくわかります。かわいそうなトラバース。宮崎化とかクロサワ化なんてのもこんなんかな。原作(者)の意図に沿わなくとも名作映画ができる場合があるっつーの、すげえ皮肉に思う。
